ブログ一覧へ戻る

広告の種類と選び方|媒体・形式・ターゲティング・費用を整理

与謝秀作

広告の種類一覧|オンライン・オフライン全20種の特徴と選び方を比較

広告の種類を選ぶときは、どこに出すか、どう見せるか、誰に出すか、何に対して支払うかを分けます。検索広告、動画広告、リターゲティング、クリック課金は同じ分類軸ではありません。一つの広告に複数の特徴が重なります。

最初に、認知、比較検討、問い合わせ、購入などの目的と、対象市場・提供価値・予算・制作体制を決めます。種類を増やすことより、計測できる成果と、広告を見た後の受け皿がそろっていることが重要です。サービス名称の確認日は2026年10月2日です。

広告を4つの軸で分類する

軸

代表例

混同しやすい点

媒体・接点

検索結果、Web・アプリ、SNS、動画サービス、新聞、交通、屋外

オンラインとオフラインも目的次第で組み合わせる

表現・掲載形式

テキスト、画像、動画、商品情報、記事広告、音声、フィード内

動画はSNSにもWebにも掲載できる

対象の選び方

検索語句、地域、文脈、関心、既存接点など

リターゲティングは掲載形式ではない

購入・課金条件

クリック、表示、視聴、成果、期間・枠の契約等

指標名と実際の請求条件は必ずしも同じではない

例えば「SNSのフィード内に動画を、対象地域の新規見込み客へ、契約した課金条件で配信する」というように記述すると、制作と運用で必要な条件が伝わります。「SNS広告だから動画」「動画だから視聴課金」とは限りません。

目的に合わせて候補を絞る

目的・状況

候補となる接点

用意するもの

主な評価

すでに検索される課題に応える

検索広告

検索意図に合う説明・LP

有効問い合わせ、購入、原価

商品の使い方を見せたい

動画・SNS・ディスプレイ

実演や使用場面の素材

適切な到達、次の行動、成果

比較検討を深めたい

記事広告・専門媒体

根拠、比較情報、案内先

関連資料利用、有効商談

限られた地域へ知らせたい

地域指定のデジタル広告、交通・屋外等

地域・期間・店舗への導線

対象地域の反応と来店等

接点のある人を支援したい

利用可能な既存接点向け配信

購入済み等の除外と適切な案内

重複・負担、再訪・成果

どの接点でも必ず成果が出るわけではありません。商材の検討期間、地域、掲載ポリシー、利用可能な対象データによって選択肢が変わります。既存接点向け配信では、同意や媒体ルール、購入済みの除外も確認します。

CPC等の指標と課金条件を分ける

CPCは費用÷クリック、CPMは費用÷表示×1,000、CPAは定義した費用÷成果件数として計算できます。一方、実際に何に対して課金されるかは、媒体、商品、キャンペーン設定、契約で確認します。

Google広告のCPCの説明はクリック単位の入札・費用を説明していますが、CPAを目標に運用している広告が、すべて成果発生時だけの請求になるわけではありません。運用画面の目標、評価指標、請求書の費用を分けて読みます。

LINEヤフー広告と旧サービス名

LINEヤフーの公式案内では、2026年4月1日に統合サービスをリリースし、旧Yahoo!広告の検索広告は「LINEヤフー広告 検索広告」、ディスプレイは「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」となっています。

同案内は、旧LINE広告の配信停止を2026年10月下旬頃に予定し、その後段階的に提供終了としています。10月2日時点で「終了済み」とは扱いません。旧LINE広告を利用中なら移行先・計測・素材を確認し、具体的な停止日は公式の追加案内を確認してください。旧Yahoo!広告の検索・ディスプレイについては、同案内では移行不要とされています。

サービス統合と広告成果の改善は別です。名称を直すだけでなく、現在使っている管理画面、配信面、タグ、コンバージョン、予算、請求を棚卸しします。移行前後の数値も、同じ条件かを確認して比較します。

架空の月次予算を作る

項目

仮定した金額

条件

検索広告の媒体費

200,000円

顕在需要の検証

画像・動画配信の媒体費

100,000円

対象を限定したテスト

制作費

80,000円

LP修正と必要素材

外部運用費

60,000円

媒体費とは別契約

社内の確認・分析工数

15時間×4,000円=60,000円

現金支出と別に管理

合計

500,000円

架空の税抜き原価、相場ではない

このうち媒体費は30万円、現金支出は44万円、社内工数を含む原価は50万円です。成果が同じでも、どの費用範囲でCPAを出すかで値が変わります。業界共通の最低予算は置かず、検証したい仮説と必要な観測量から上限を決めます。

配信開始・継続のチェック

広告であることが分かる表示、商品条件、価格、素材の権利、掲載ポリシーを確認します。広告と遷移先の約束を一致させ、スマートフォンで入力から成功まで動くか、重複・エラーがないかをテストします。

配信後は、表示・クリックだけでなく有効な成果と原価を確認します。広告疲労は一律の最適回数で判断せず、対象、期間、素材、成果の変化を合わせて見ます。続ける条件、変更する条件、停止する条件を事前に記録し、追加予算は小さく検証してから広げてください。

次に読む実務ガイド

施策と予算を継続して管理する

Xtrategyでは、プロジェクト、月次の予算・実績、顧客・案件情報を管理できます。この記事で決めた担当者・費用・確認日を運用に落とし込む際は、機能紹介で必要な管理範囲を確認し、利用を始めるから検討してください。

ブログ一覧へ戻る