ユーザビリティの例|良いUI・悪いUIの違いと改善例

「ユーザビリティが高い・低い」という言い方はよく耳にしますが、具体的にどんな例があるのかを問われると、すぐには思い浮かばない方も多いかもしれません。本記事では、ユーザビリティとは何かを整理した上で、良いUI・悪いUIの具体例と改善例を、初心者にも理解しやすい形で解説します。
ユーザビリティとは?
ユーザビリティ(usability)とは、製品やサービスの「使いやすさ」を指す言葉です。ユーザーが目的を、どれだけ迷わず・ストレスなく・正しく達成できるかを表し、単なる見た目の良さとは区別されます。
ユーザビリティを構成する要素
ユーザビリティは、学習のしやすさ、操作の効率、エラーの起きにくさ、記憶のしやすさ、満足度といった複数の要素から成り立ちます。これらを具体例で見ていくと、「使いやすさ」の中身がイメージしやすくなります。
ユーザビリティの例(良いUI・悪いUI)
身近な場面ごとに、ユーザビリティの高い例と低い例を見ていきましょう。
入力フォームの例
- 悪い例:入力エラーの理由が示されない、入力形式(ハイフンの有無など)が厳しすぎる、必須項目が分かりにくい。
- 改善例:エラー箇所と修正方法を具体的に示し、入力形式を自動で補正し、必須・任意を明示する。
ボタン・リンクの例
- 悪い例:クリックできるかどうか見分けづらい、ボタンの文言が曖昧(「送信」なのか「登録」なのか不明)、押せる領域が小さい。
- 改善例:押せることが一目で分かる見た目にし、「無料で始める」など行動が伝わる文言にし、押しやすい大きさを確保する。
ナビゲーションの例
- 悪い例:メニューの分類がバラバラで目的のページにたどり着けない、今どこにいるか分からない。
- 改善例:分類をユーザーの感覚に合わせて整理し、現在地(パンくずなど)を示し、検索機能を提供する。
エラー表示の例
- 悪い例:「エラーが発生しました」とだけ表示され、何が原因でどう直せばよいか分からない。
- 改善例:何が問題か・どうすれば解決できるかを平易な言葉で示し、可能なら修正への導線を用意する。
ユーザビリティが低いと起きる問題
ユーザビリティの低さは、見た目以上に事業に影響します。
- 離脱・離反の増加:使いにくさにより、途中で離脱するユーザーが増えます。
- 問い合わせの増加:迷いやすい設計は、サポートへの問い合わせを増やします。
- コンバージョンの低下:購入や登録の直前でのつまずきが、成果を大きく下げます。
ユーザビリティを改善するポイント
具体例を踏まえて、ユーザビリティを高めるには次のポイントを押さえましょう。
- ユーザーの行動を観察する:実際の操作を見て、どこで迷う・つまずくかを把握します。
- タスク完了までの手間を減らす:入力項目やクリック回数を減らし、最短で目的に到達できるようにします。
- 一貫性を保つ:同じ操作は同じ見た目・位置にし、ユーザーが予測しやすい設計にします。
- 測定して改善し続ける:完了率や離脱率などのデータを見ながら、改善を繰り返します。
まとめ
ユーザビリティとは製品・サービスの「使いやすさ」であり、入力フォームやボタン、ナビゲーション、エラー表示などの身近な例に違いが現れます。良いUIはユーザーが迷わずに目的を達成できるよう配慮され、悪いUIはつまずきや離脱を招きます。良い例・悪い例を見比べ、ユーザーの行動を観察しながら手間を減らしていくことが、ユーザビリティ改善の鍵です。まずは自社の画面を「良い例・悪い例」の観点で見直してみましょう。