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プロジェクト管理ツール比較|タスク型・工程型・予実型の違いと選び方

Shusaku Yosa

プロジェクト管理ツール比較|タスク型・工程型・予実型の違いと選び方

プロジェクト管理ツールを比べても、どれも似たような機能が並んでいて選べない。この原因は、ツールの差ではなく、自分が何を管理したいのかが決まっていないことにあります。この記事では、ツールを3つの型に分けて違いを整理します。

何を管理したいのかで分かれる

プロジェクト管理といっても、知りたいことは人によって違います。

  • タスク型:誰が何をやるのかを管理する
  • 工程型:いつ終わるのかを管理する
  • 予実型:いくら使って何を得たのかを管理する

この3つは重なる部分もありますが、得意な領域が違います。選ぶ前に、自分がどれを知りたいのかを決めてください。

タスク型

個々の作業を一覧にし、担当者と期限を管理する型です。

カンバンボードやチェックリストが中心で、誰の手元に何があるかが見えます。導入が軽く、数人のチームならすぐに使い始められます。

得意なこと

今週何をやるかを揃えること、抜け漏れを防ぐことです。作業の粒度が細かく、順番が入れ替わる仕事に向いています。

苦手なこと

全体がいつ終わるかの見通しです。タスクが並んでいても、どれが遅れて全体が遅れるのかは見えません。

工程型

作業の順序と依存関係を管理する型です。

ガントチャートが中心で、この作業が終わらないと次に進めない、という関係を表現できます。

得意なこと

納期から逆算して、どこに余裕がないかを見つけることです。工程が多く、順番が決まっている仕事に向いています。

制作物の制作やイベントの準備など、工程を飛ばせない仕事ではこの型が必要になります。

苦手なこと

順番が頻繁に入れ替わる仕事です。依存関係を組むのに手間がかかる分、変更が多いと更新が追いつきません。

予実型

使った金額と得られた成果を並べて管理する型です。

進捗だけでなく、予算の消化状況とKPIの達成状況を同じ画面で見ます。

得意なこと

この施策にいくら使って、何が得られたのかを判断することです。四半期で予算を組み替えるときに、材料が揃っている状態になります。

苦手なこと

日々の細かい作業管理です。一件ごとのチェックリストを回すなら、タスク型のほうが向いています。

どの型が必要かを見分ける

困っていることから逆算すると、必要な型が分かります。

  • 抜け漏れが起きる、誰がやるか曖昧な→タスク型
  • 納期に間に合わない、後工程が待たされる→工程型
  • 予算を使ったが成果を説明できない→予実型

ここを飛ばして機能表を見比べると、多機能なものを選んでしまいます。使わない機能の分だけ、画面が複雑になります。

複数の型を併用する場合

実務では、一つですべてを賄えないことがあります。

このとき重要なのは、同じ情報を二重に入力しないことです。タスクの進捗をタスク型で管理し、その集計結果を予実型に手で転記する運用は、数ヶ月で止まります。

併用するなら、層を分けてください。日々の作業はタスク型、施策単位の金額と成果は予実型、という形です。粒度が違えば、二重入力にはなりません。

型を選んだあとに見ること

型が決まってから、個別のツールを見比べます。この段階で確認すべきは、機能の多寡ではありません。

  • 入力の手間が、毎日続けられる量か
  • 外部パートナーを入れられるか、そのときの課金はどうなるか
  • 全データを汎用形式で取り出せるか

とくに1つ目が重要です。ツールが使われなくなる最大の原因は、機能不足ではなく入力の面倒さです。

よくある質問

Q. ガントチャートがあれば工程型ですか

違います。タスク型のツールにもガントチャート風の表示はありますが、依存関係を組めるかが分かれ目です。先行する作業が遅れたときに後工程が自動でズレるなら工程型、単に期間を横に並べているだけならタスク型です。

Q. マーケティングにはどの型が向きますか

施策の内容によります。コンテンツ制作やイベントのように工程が多いものは工程型、広告のように日々調整するものはタスク型が向きます。一方、予算を持つ立場なら、予実型がないと判断の材料が揃いません。

Q. 多機能なものを選べば全部賄えませんか

機能としては存在しても、主眼がどこにあるかで使いやすさが変わります。工程管理が主のツールで日々のタスクを回すと、毎回工程表を開くことになり、入力が重くなります。

Q. スプレッドシートはどの型ですか

作り方次第でどの型にもなります。実際、小規模ならスプレッドシートで十分です。限界が来るのは、同時に編集する人が増えたときと、履歴を追いたくなったときです。

予実型を検討する場合

タスク型と工程型は選択肢が多い一方、予実型は汎用のプロジェクト管理ツールでは賄えないことがあります。進捗は見えても、金額と成果が別の場所に残るからです。

Xtrategyでは、施策のスケジュールと予算・KPIを同一画面で管理できます。使った金額と成果が紐づいていれば、四半期の見直しで判断に入れます。

まとめ

  • ツールを比べる前に、何を管理したいのかを決める
  • タスク型は抜け漏れを防ぐが、全体の終わりは見えない
  • 工程型は遅延を先読みできるが、変更が多いと追えない
  • 予実型は金額と成果を並べられるが、細かい作業には向かない
  • 併用するなら、粒度を分けて二重入力を避ける
  • 型を決めたあとは、機能より入力の手間を見る

ツール選びで迷ったときは、今一番困っていることを一つ書き出してみてください。それが抜け漏れなのか、遅延なのか、成果の説明なのかで、選ぶべき型が決まります。

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